たしかに正しいけど、その通りだけど。

ブログじゃないという体でまとまった文章を置いておきたい場所

フリル地獄

 虚無が平常運転すぎて何も表出するものがないので居ない者と化していますが御容赦くだち。

 

 最近は何故かマカロンを作っていまして、ただのキモイ人化に拍車がかかっているのですが、どうにも納得いくものができないので記事にすることもできず、いやしかし……というわけで我慢できずにしたためているわけです。おしまいだ。

 いやほんと、お菓子作りなどまったく縁がなかった私ですら何やら難しいらしいということだけはおぼろげながらに知っていただけはありますね。どうもこうも上手くいかない。漠然と、レシピがあるんだから実験よろしく分量や時間さえアレンジせずそのとおり素直に作ったら行けるやろなんて思っていたものですから、すっかり地獄と化しましたね。

 

 まず、材料費がえらいかかるのが地獄です。
 マカロンの主な材料は卵白と砂糖とアーモンド粉末(アーモンドプードル、以下APとします。)です。
 とりあえず作ろうと思い立った場合に用意しなければならない材料としては、卵などは他にも使うので常備されているとして、砂糖は粉糖を多く使うのでそれを、あと当然APは常備されていないでしょうからそれもですね。
 適当なスーパーで買うと粉糖は200gで200円くらい、APは70gで500円くらいするので、詳しい分量は割愛して1回の調理で300円ちょっとかかる感じになります。消耗品だけで。きついですね。

 まあほかにも絞り袋や食紅、挟む物などいろいろとありますがとりあえずマカロンを焼こうとした場合そのくらいかかるということで。

 とにかく試行回数稼がないと……みたいなところがあるので、常に消耗していくものがそのくらいかかってしまうとなると、まるでガチャのようですな。全然成功していないので言わば未だに狙っているものが引けていない状態なのですけれど。まさに地獄だとは思いませんか。

 

 そもそも、作り始めたのがちょっと前にオーブンレンジを買い換えたからなのでした。ヘルシオのAX-AP300です。オーブンの癖が影響大なのでとりあえず明記しておきます。つまり同じレシピでもオーブンが違えばほぼほぼ同じようにはできないってことですね。

 とにかく、せっかく買ったのに普通に温めだけしているのはもったいないということで、何かオーブンを使ったものを作ろうと思い立ったのでした。そしてせっかくならと難しいイメージのあるマカロンを……という流れでした。後発の方などいないと思いますが、そんな考えで作ろうとするのはマジでやばいので真似しないようにと声を大にして言いたいです。

 

 さて、ちょっと検索してみるとわかるのですが、マカロンのレシピなんてものは無数にあって、それぞれが少しずつ違うことを言っています。
 その原因で一番多くを占めているのがオーブンの特性の違いでしょう。
 レシピを上げている人、それぞれ使っているオーブンが違うでしょうから、同じ設定にしても熱の入り方が違いましょう。どうもマカロンには上火と下火の微調整という概念が要るらしく、プロが使うオーブンはそれぞれが調整できるみたいです。さもなければ持っているオーブンのヒーターがどこに付いているか、熱風がどこから噴き出すか、そもそも加熱が対流式なのか、などなど様々な条件が違って同じ設定温度でも中でどんな風に加熱されているかなんてわかりようがないのです。それこそ温度計など入れたりしない限りは。
 でも温度計で正確に測り生地が実際に晒される温度を規定したレシピなんかないのでそれぞれが成功した設定温度を好き勝手に書くわけです。だから必要な情報はオーブンの型番と設定温度のセット*1。もっと言うと温度調整に影響するような操作も。扉の開閉をどれだけスムーズにするかだったり、天板を置く位置であったり、天板の素材、枚数、紙などを挟み込む場合その枚数なども。
 ただそれさえ決まれば…………というわけにもいかないのが、マカロンの意味不明なところですね。

 

 しかし、そもそも成功の状態というものも複数あるので、答えは無数にあると言えます。地獄だゾ。

 具体的に言えば、成功の状態は例えば

・皮がしっかりとしていてボリュームのあるものを挟むので多少の空洞は気にしない。

・焼き色を付けず、空洞もない。さくっ、ふわっとした食感。

など、どこまでがゴールか(後者の方が困難です。)が異なってきますので、自分の目指すゴールまで到達できるレシピの判別が困難です。

 また成否に影響する要因が無数にあるのも困りもの。本当にすべての工程が影響してくると言っていい感じなので挙げきれないのですが、例えば代表的なところを挙げれば

・材料の配合割合(粉糖とAP、卵白(それとグラニュー糖)の比率)
メレンゲの製法(イタリアン? フレンチ? スイス?)とその出来
・マカロナージュ(混ぜ方)の程度
・焼く前の生地の乾燥具合
・オーブンの特性(設定温度まで実際に上がっているか? 上下どちらかが強い? 弱い?)

などこんな感じですか。それらが複合的に影響してくるらしいので、こっちが不足だったけどこっちがむしろ過多なために成功したみたいなことが平気で起こります。

 また逆に、ある失敗の状態に対する原因が複数存在するということでもあります。
 失敗の状況としては

・ピエが出ない(膨らまない)
・生地が割れる
・空洞が出来る(空洞化)
・焼き色が付く
・生焼けになる
・生地がシートから剥がれない
・食感がねっちりとしてしまう(飴化?)
・油染みができる

などなどいろいろあり、大体すべての失敗をしてきましたが、中でも空洞化・飴化(大体同時に起こる)と焼き色が付くことは、私の環境で普通(普通ってなんだ……)に焼くと毎回起こります。原因がわからぬ。

 大体失敗した状況に対する原因が一覧になっていたりするんですが、ひとつの失敗に対していくつもの原因が書いてあって潰していくのが困難です。潰そうとしても他の要素が一定にできないと言いますか……(実力不足)

 例えば目下模索中の空洞化。これは主な原因が下火が強いこと、と言われていますが、調べると乾燥過多、メレンゲのきめが粗い、マカロナージュ不足ということも挙げられていたりします。が、なんと下火が弱いことやマカロナージュ過多も原因として挙げられていたりでもうこれわからないなって感じです。

 

 そんなこんなで、上手に出来ることがもしあれば、ちゃんとレシピを残したいと思いますが……果たしてゴールすることができるのでしょうか。ぴんちです(古のオタク)

*1:でもオーブンの型番まで書いている人は非常に少ない。ゴミ。