たしかに正しいけど、その通りだけど。

ブログじゃないという体でまとまった文章を置いておきたい場所

「犬」

「犬」に一家言あり。

と真面目に言えるつもりではありますが、それも「百合」みたいなものであって、ジャンルの闇が沈澱しているのです。

闇の澱をもってして、それをジャンルとするのでありますから、「『百合』界隈」に対して抱く、小気味の良くない印象も畢竟、それが私の胸に去来した感情を客観視したものと変わりがないのだと、そう思わされて忸怩たる思いがいたします。

でありますからして、私は信仰をもって叫ぶのです。

「『犬』はバカじゃない!」

と。「猫」の文脈で弄ばれるものと同一視しないで! と。

ただそれも、「猫」のすべてではないわけです。
細かく言えば、私が「猫」に思う嫌な要素なのであって、「猫」を好む人が個々人でどういった集合を「猫」と呼ぶのか、何を「猫」として気に入るのかということは闇に沈んでおりますから、それはもう、個々人が信仰するしかないのです。

つまり、負のイメージでの「猫」を私は信仰しているということになります。

このように、あるジャンルと呼ぶ集合体「」においては、数多の要素から自分が好ましく思うもの、逆に嫌うもの、はたまたどうにも思わないがどのようにか認知できるもの、といった数多な特徴をもって上手く選んだものをそれぞれが信仰しているにすぎないと考えています。

信仰は、自らの裡にしか根拠がありません。

信仰を広めてもいいですが、根拠はそれぞれの裡にしか存在し得ませんから、ジャンルの全容は同一なものにはなり得ません。
同一になり得ない以上、どこにも線を引いてはいけないと思います。どの程度被っているから良い悪いという判断自体をするべきではないと考えているのです。

すべてを闇で覆いましょう。

澱のように疎密で曖昧に沈みましょう。

 

これが、かつて言っていた『ジャンルの闇』というお話の概要でした。

こわかったね

FLOWERSのpritempsを終えました。

苦々しいお話でしたね。煮え切らない感じですが、本当になんとも言えない読後感です。感慨の絶対値が迷子。

決して悪いということはありません。
続けてファンブックも読みましたが、微妙な調整を余儀なくされた部分があるとかで、完成版での問題の深刻さは、製作途中のシナリオよりもスケールダウンしたとのことでした。
それが影響してかどうかはわかりませんが、客観的に思うにとても感情的な反応をする面々に、自身の感覚とのずれを感じたような気もしています。そして、この作品での結末からして、その印象はある程度のところで落ち着いたといった具合でしょうか。

何も言えていませんね。

まあ、うら若き少女の心は繊細なのでしょう。
そういうリアリティのラインの低さが幸いすると言うべきか、大きな負の感情が残ったとは言い難いのが正直なところであって、つまりまあ、それらしい瑕疵があるとは考えられなかったけれども、それでも感覚として手放しに正の感情が惹起されるというものではなかったために、「こわかったね」「苦々しいお話でしたね」という感想になったわけですね。

でも本当に文章は綺麗だし絵は言わずもがなだしデザインも素晴らしいしで言うことがありません。上質なものに触れたという喜びは確かにあります。

 

 

さてBサタナキアは一応多分60連くらいで引けました。
まあまあですよね。
溜まっていた石で回していたのがほとんどで、買い足してから10連未満で引けましたので、そんなものだなあという感想です。

ほっとしています。

ちなみにプロデューサーがぽろっと出ました。
いいからプロメテウスを引かせてください。ダゴンでも可。

 

哀れなかえるを嘲って。

こわいわ

FLOWERSのprintempsに手を出しています。

CLANNADの渚が好きな人は感じ入るものがあるでしょう。

しかし比べ物にならないくらいに濃密で、甘く、そしてこわい。

 

 

明日はガチャで爆死しようと思います。
たのしみですね。

 

この気持ちを一度記しておかなきゃならないと、そういった使命感で中途半端なものを公開してしまうことをお許しください。

続報を待て。

次は百合4部作よ

クロウカシス』やり切りました。

最初普通に自力でやろうとしましたが、まー難しいこと。
館の中を自由に移動できるし、探索できるし、時間経過はあるしでめちゃくちゃでした。

いやしかし、クローズドサークルミステリやりながら、あの短期間であの数のヒロインと濡れ場を設けなきゃいけないっていうんで、主人公やヒロインがめちゃくちゃなことになってしまっていますね。
貴女のことを護りたいんだ!(ドンッ!)からの性交ラッシュでふふふって感じでした。でもなんといいますか、エロゲとして仕上げる以上は、仕方がないことだったのかなあと思いました。(でも詩音だけはダメじゃない?)

はてさて一方で、この作品も本当に私と相性がよい。
村! 猟奇殺人! 近親相姦! みたいな。
改めて、このブランドという救いの光を噛み締めています。私を生かしてくれてありがとう。墓標に刻みたいね。

ただ、この後の作品も知っているからか、ちょっと荒削りなところもあったように思いました。とはいえ、この作品は物語が複雑になり過ぎてて、どの選択をしても整合性のとれた状態を維持し続けるのは難しかったと思いますので仕方がないですね。個人的には普通に許容範囲でした。

致命的に瑕疵だと思うような疑問点が感じられなかったのは本当にすごいことだと思います。
今日、偶々テレビでやっていたタイムスリップするドラマなんて、ちょっと観てしまっただけで共感性羞恥により喚き散らしながら退散したほどの杜撰な展開で――(唐突なディスり)

 

そう言えば、メギドですが、今日になってようやく今のイベントの新オーブすべて作り(プラブナ掘り)切りました。
まあまあ大変でしたが、それほど致命的には大変じゃなかったなというのが正直な印象です。時間がかかるだけで、敵が弱かったのでよかった。
掘り対象が強くてまあまあ確実に落ちるか、今回みたいに弱いけど10回弱で1個落ちるかくらいの確率か、どちらかであれば仕方のないところですね。不可能性がないと判断できます。これが、強くて全然落ちないとかだと、期限のあるイベントであればおしまいですけれどね。

そんな感じ。

 

いつになったら明るく生きられるのかな。

すぐ背後に迫っているんだ

よくよく思い返すと、最近はアニメを観ない代わりに本も読んでいたので感想を書きます。

 

『おるすばん』

面白かったですね。満足度90%でした。
手放しに褒め散らかすに至らなかったのは、終盤がちょっとだけとっ散らかったような気がしたからでした。
でも、本当に本当に面白かったですね。
思わず読んでる途中に「なんだこれ面白すぎかよ」って言ってしまうくらいでした。

主人公周りの叙述トリック的なものも好い塩梅で、完全に明かされるちょっと前に気付くことができましたし、文章も読みやすくて好かったです。

強いて言うのであれば、主人公の精神の健全性に疑問符が付いたところで、あとはパートナーだった向こう側の存在も瓦解していったことで、調査パートの信憑性が揺らいでしまったことが残念でした。

蘇らせようとしてるのでは? という憶測が、本当に正しいことなのかどうか判然としないのは、調査パート好きとしては物足りなさがあります。

それに付随して、理屈が弱いように思えました。
こういう悪いことが起こったのは、こういう理由だ。という納得感が薄い箇所がありました。2回逢うと死ぬとか。何故2度目はダメなのだろうか。別の部位も失われればいいじゃないか。すべてが別でなければならない理由は? なんて。
ちょっと殻ノ少女を思い出してしまいますね。あちらは理屈が通っている復活の儀式でした。

さてさて。あと、前にも言ったことで、これは完全に好みなのですが、モンスターとしての怪異の実在性がちょっと強かった気がします。繭ちゃん物理的に攫ってるやん? って。

当事者からすると攫われているけど、傍から見れば実はひとりでふらふらと出て行っただけ。くらいなニュアンスがちょうど好い性質のようです。
私は怪異に実在してほしくないのでしょうね。(唐突な自己分析)

でもがっつり村モノですし、長野ですし、おすすめです。

 

『お孵り』

題材がかなり好きです。満足度85%です。

ただ、台詞がすべからく西の方訛りで、単純に理解しづらかったのが悔やまれます。
地元の言葉ならもっと引っかかりなくすんなり楽しめたのだと思います。

上述の『おするばん』もそうですが、老人の悪いこと。
こちらはミッドサマーみたいなあれですが。いや、違うか。それはむしろウィッカーマン……。

ともあれ、この作品にもやはり調査パートがあって、無敵のスーパーお姉さんが出てくるので、こちらは安心でした。

ただただ彼女が腹立たしかったですけれどね。

あとはおぞましさがそこそこあって好いですね。
やっぱり禁忌に触れるのは良い。華があります。

本当に、読みづらかったこととキャラクターが腹立たしかったことだけでこんなに満足度下げちゃって……いや、満足度なんてそんな感情に直結するような度合いで濁しているわけだから……しかし……。

 

『僕の妻は感情がない』

やば。

やばすぎる。可愛いねぇ。

刺さり過ぎて妹になった。100点。

 

 

あと『魔眼の匣の殺人』と『裏世界ピクニック』も読んだんだけど、疲れたのでおしまい。

前者は比留子さんかわいかったです。

消耗している

○メギド

最近は引きがよく、多分チケット7枚くらいと石10回分くらいで初めて引いた四角がBプルフラスだったので撤退。揺り戻しが恐ろしいことです。

〆チケは少し悩んでサブナック。無限に確率かばいしてくれよな。

今のイベントはオーブがやばいらしい。
前にあったカラフルなロボットよりやばいかもしれない。
とりあえずまだ交換所を取り切っていないのでスタートラインにも立てていないですが、当然白金はひとつも引けていません。こわいね。

 

○コーヒー

如何ともしがたく、ままならないことからの逃避からか、根暗な趣味ばかりの人間です。
そのうちまた石も買い始めることと思います。

ついに頭がおかしくなってマキネッタ(モカ・エキスプレス)も買ってしまったので、いよいよ器具類を仕舞う場所がなくなってきました。

電動グラインダとかも買いそうになっていますし、なんならネルにも手を出そうとしているかもしれません。

まだかろうじてサイフォンへの興味は出てきていません。
でかすぎてやばすぎるからね。

 

○脚の筋を伸ばしている

横になって片脚ずつ真っ直ぐ上げるやつをしていますが、最近は逆の脚が持ち上がるくらいにはなってきました。
つまりは、脚の裏側を伸ばす程度が脚を前後に割る動きの限界に達したということですね。多分垂直よりちょっと上くらいなイメージでしょうか。体が硬い。

寝る直前にすると、脚が心地好いので死なないから生きているだけなんだよなといったような虚無感を少し軽減してくれておすすめです。

 

○料理

できないですが、たまに思いついたように何かを作ったりしました。

大きい柑橘の白い部分を煮たりなんだりしながら砂糖で塗して干したりしました。

蟻のいない季節でよかったです。

自罰の意義が……わかって……きたにゃ

・近況

最近は頭がおかしくなって死んだふりを続けていますが、抜け出せなくなりました。

 

・メギド139ちゃん

まだ一応ちゃんとやっているのですけど、先日、悪いことがあったあとには佳いこともあるようにちゃんとバランスを取っているのだかなんだか、とにかく単発3回目くらいで早々に炎のセクハラ看護師さんとか引いちゃったりして嬉しかったのですが、あまりに人類悪(死語)なので黙っていられて良かったなと思ったのでした。
でも言っちゃったからもうダメです。
あーあ。

ようやく最近になってMQ進めまして、今は72のためのおかーさんのためのおじさんのためのメガネ猿のためのジャガノのためのHボムPTのレベリングをしています。
リーゼントの人がいないながらも、お掃除アイムさんが出てしまったので、某有能Wikiさんの投稿にあったボイムリーダーまな板交渉人Rシトリーさんにグレモリーさんを添えるだけの事故りやすいPTを組んでみています。
今のところ、平均Lv.60弱という未完成ながらVH6割くらいは倒せている感じでしょうか。3割削り切れない。1割死ぬ。まあまあですね。

あとはバレットもキャラが揃っているのでちゃんと作りたいのですが、なかなか育成が間に合いませんね。
鰤足りないと言っている人はどれだけ効率良く進めていらっしゃるのか。
まあ自分は自己延命的なことをしているのだと言い聞かせて、とりあえずここまで。

 

・犬鳴村

まあ、そういうタイトルなので観ましたね。

結論は……満足度69%といったところでしょうか。

私が村モノのどこを楽しんでいるのかと考えてみると、その設定の趣味の悪さから受ける感慨はもちろんのこと、それが解き明かされていく調査パートが好ましいのだなという結論が得られました。
この作品はそこがちょっと弱く思いました。
幽霊が出てきて昔の資料を観させてくれるんですけど、急にお助けキャラが湧いてきたって感じでした。なんでしょう。何歩か譲って、湧いてきてもいいんですけど、直接的に資料を開示するだけでなく、加えて解説までするとなると……なんでしょう。そう、普通に会話しますしね。
何かを示唆するとか、黙って指をさすだとか、その程度ならよかったのかもしれません。
でもこれはあくまで好みの問題でしょうね。私はある程度超常現象的なことは容認できても、どこかのラインを超えると「トンデモ」に見えてしまって、好ましくないのでしょう。幽霊に触れるとかね。

あと、まあ……避けられないのかもしれませんが、はっきりと見えるモンスターと押し問答みたいなシーンの尺が潤沢で、いいから早く逃げたらいいのにとか思ってしまいました。
登場人物の葛藤に寄り添えなかった私が悪いのだとは思います。残念。

ちなみに小説版も読みました……一言感想を述べるならば、つらい。なんと申しますか、自省を促すような筆致でした。これも下手とかそういうことではないでしょう。好みに合わない、私の理想とするところからは少し離れた文体、というのが正しそうです。
どう表現したものか、プロットとか、映像の場面描写とかに薄皮を纏わせたような……淡々と、起こったこととそのときの人物の感情が簡素に箇条書きかのように書き連ねられている。そんな印象を持ちました。
デッドライン病の私が締め切りぎりぎりに徹夜で頭の中のプロットをとりあえず綴ったときの文章を思い出してキチゲが急上昇しそうになりました……精進します。本当?
まあ、その辺の体系だった知識がなくて具体的にどこがどうだとか全然表現できないんですけれど、なんでしょうね……設定メモの域を脱していないと言いますか。水彩画で言うならば、鉛筆で素描したものに薄く色を乗せていって、段々と色鮮やかに立体感を持たせて……みたいな風にして文章を書いていくとして、時間がないからボールペンで一発描き! みたいな仕上がりになっちゃっているとでも言いましょうか。
メリハリみたいなものが大事なのかな? 行間を湛えてリズムの好い文章が書きたいね。難しいね。

 

・曖昧な所感

考えないようにして逃げていたいけれど、いつまでも逃げていること自体は好ましくないとわかっている。というようなことが多く見つかる。

それを含め、ただ呼吸しているだけでダメージを負うような場面が多いこの頃。

移動経路の特定の箇所を通り過ぎるまで息を止めていなければつらいというような強迫観念的な行為にあふれているけれど、なんとか支障なくいられる今は、まだ病には至っていないはずだと信じている。

 

・イノグレ熱の再燃

殻ノ少女』という作品が、かなり衝撃的でありまして、すっかりInnocent Greyというブランドのファンになってしまったのも一昔。
恥ずかしながら、買っただけで一旦満足して殻ノ少女シリーズ以外の作品を積んでしまっていたのが、ずっとずっとずっと気がかりでした。

先日、画展がありまして、ようやくそれをきっかけに取りかかろうと思い立ち……。
とりあえず、殻ノ少女虚ノ少女カルタグラピアニッシモまできました。和み匣→クロウカシスと続けて、FLOWERSシリーズ4作品もできればなあと思っています。いつまで掛かるんだ?

あと、勢い余って『神曲』の解説本みたいなのまで買ってしまったんですが、負荷が大きすぎる……どうしましょうね。

忘れないうちに何か書き記しておきましょう。

殻ノ少女。やはり素晴らしい……冬子。ゆるして。

虚ノ少女。うーーん、村モノ! 最高! 禁断の交わり! お家芸! 冬子ゆるして……。

カルタグラ。メガネ**。そして凛さん……わりと好き。メガネ以外はみんなちゃんとキャラクターが立っていていいですね。メガネが本当に思ったより最悪で笑ってしまいました。

ピアニッシモ。久遠、苦手ですね……表層だけなら好きなのに。女狐ですわ。あとは主人公のキャラクターもちょっと苦手です。ほかの作品もそうですが、時代設定が感じられる描写がいくつもあるのは好いですね。そっかー製氷機とかねーなるほど氷が貴重だったんだーとか。本当かな? でもそれらしいので○

和み匣を現在プレイ中です。まずはポンジャンを息抜きに。由良さん……重い女。本編がああいう感じだからこう、底抜けに明るいお祭りゲームはいい感じですね! TOFでのリオンの扱いに憤っていた私も成長したものだわ。

まあこちらを優先しているから死んだふり状態から抜け出せないんだよな。
喪は明けたが呪い続けていく。

 


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